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就業規則とは、労働者の賃金、労働時間などの労働条件や、職場規律などを規則としてまとめたものです。
会社は、「業績が上がるように努力して欲しい」とか「職場環境を良くしたい」と言う想いがあります。一方で、従業員から見ますと「有給休暇や昇給、退職金や賞与はどうなっているのか」といった待遇(権利)を気にしている人が多いようです。これらの事を成文化しておくことにより労使間のトラブルを防いだり、従業員のやる気を向上することができます。
しかしながら、「就業規則は作ったけど従業員に周知させていない」とか「就業規則が守られていない」等の話をたまに聞く事があります。せっかく作るのですから会社側の意見、従業員の意見など対等な立場で決めて守る事が必要だと思います。
就業規則自体は、必要な事さえ定めれば、あとは自由に作る事が出来ます。難しい表現は出来るだけ避け分かり易いものが望ましいですね。いずれにしましても「作っただけ」で終らないよう随時見直ししてより良い職場環境を目指していただければ幸いです。
絶対的必要記載事項
- 始業・終業時刻、休憩時間、休日、休暇、交代勤務の場合は交替の切り替え時間と順序
- 賃金の決定、計算と支払いの方法、賃金の締切と支払いの時期、昇給
- 退職
相対的必要記載事項
- 退職手当
- 臨時の賃金(賞与)、最低賃金
- 食費、作業用品など、その他の負担
- 安全、衛生
- 職業訓練
- 災害補償と業務外の疾病扶助
- 表彰、制裁の種類と程度
- その他
任意的記載事項
- 根本精神の宣言
- 従業員の心構え、など
ご存知のように、従業員が安心して働けるような明るい職場を作る事は、事業の大小や職種が違っても、およそ事業主の誰もが望んでいることです。また、従業員に魅力のある職場を提供することが、人材確保の点からも大変重要です。そのためには就業規則において労働時間や賃金をはじめ、人事・服務規程など従業員の労働条件や待遇の基準をはっきりと定め、労使間においてトラブルが生じないようにしておくことが大切です。
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